全国実通信 第11号 2011年9月20日

打ち破ろう分断!取り戻そう団結!
民族差別・排外主義と入管体制を打ち破り 全世界の労働者は団結しよう!
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第11号 2011年9月20日
発行 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実通信
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連絡先:東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4階
zenkokujitu@yahoo.co.jp http://han-nyuukann.net/
郵便振替口座 00190-9-560969 口座名:全国研究交流集会実行委員会
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難民を人間として扱え! 収容するな!

難民にも働く権利がある! 仕事をさせろ!

東京入管デモから11月へ!

(写真 6・28 国際難民デー渋谷デモ)
(写真 8・6ヒロシマ)
(写真 9・11 反原発新宿デモ)
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2011 年入管集会呼びかけ人(肩書き当時)  □伊藤晃(日本近代史研究者)□高山俊吉(弁護士/憲法と人権の日弁連をめざす会代表)□富崎正人(弁護士)□田中康宏(国鉄千葉動力車労働組合執行委員長)□入江史郎(全国労働組合交流センター代表運営委員/スタンダード・バキューム石油自主労働組合執行委員長)□田中喜美子(牛久入管収容所問題を考える会)□下田禮子(反戦被爆者の会/8・6ヒロシマ大行動実行委員会呼びかけ人)□座覇光子(沖縄民権の会)□大江厚子(セイブ・ザ・イラクチルドレン広島/8・6ヒロシマ大行動実行委員会呼びかけ人)□田中博一(日本アラブ未来協会代表)□日置俊二(さなるだい国際交流テント代表)□西村綾子(神奈川県相模原市議会議員)□国賀祥司(大阪府泉佐野市議会議員)□北島邦彦(東京都杉並区議会議員)□末光道正(大阪府八尾市議会議員)□藤木好枝(八尾北医療センター労働組合執行委員長)□宇都宮理(愛媛県職員労働組合委員長)□深町加代子(豊中市職員組合前女性部長)□平口雅明(自治労全国社会保険職員労組広島支部福山分会/社会保険庁分限免職者)□米山良江(東京教組「君が代」処分被解雇者)□富田益行(国労5・27臨大闘争弾圧被告団長)□織田陽介(全学連委員長/東北大学)□冨山小太郎(全学連書記長/京都大学)□国鉄千葉動力車労働組合

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反原発・反失業! 11月労働者集会へ

在日・滞日外国人とともに大結集しよう

3月11日、東日本を襲った巨大地震と大津波、福島第一原発事故は一瞬にして2万人を超える死者・行方不明者を出す大惨事となりました。すでにばらまかれた放射能は、セシウム137で広島型原爆の168個分というのです。10日間で収束したチェルノブイリと比較してみても収束するどころか、メルトダウンからメルトスルーへ、フクシマの空も大地も海も、すべての生命を脅かしています。
3・11はこの社会のウソとペテンを一気に暴き出しました。大地震も大津波も自然災害ではあっても、もうけ優先・人命軽視の新自由主義政策のもとに進められた公共事業の民営化の結果、被害が極限的に拡大したのです。
さらに原発事故! 政府・官僚・財界・御用学者・マスコミ・裁判所・御用組合、みんながぐるになって
「原発の安全神話」「原子力の平和利用」などと「地上に置かれた原爆」=原子力発電所を推進してきたのです。しかも、この原発が被曝労働なしには1秒も動かせないという恐るべき現実があるのです。この被曝労働を担っている非正規職労働者は下請け、孫請け……八重、九重もの重層構造にあり、被曝した労働者に誰も責任を取ろうとはしません。これが原発の「安全神話」の実態です。

私たちは4~5月入管集会を準備する過程で3・11に直面しました。全国実では在日・滞日外国人とともに論議し、今年の入管集会のメインスローガンを「殺されてたまるか!
労働者の力で被災地を救援しよう! すべての原発をすぐに停止・廃止せよ! 震災解雇を許すな!」とし、「民族・国籍・国境を越えた団結が今ほど求められている時はありません。労働者階級の闘う武器は労働組合(労働組合的団結)以外にありません。4~5月入管集会を国際連帯で闘い、階級的団結をつくりましょう! 在日・滞日外国人と労働組合で団結しましょう!」と呼びかけました。
そして4月17日に関西集会を大阪・天王寺区民ホールで220人の参加で開催しました。韓国から民主労総ソウル本部のノミョンウ首席副本部長と移住労組のキムミンジュ事務処長、チョンヨンソプさんを迎え日韓連帯を深めるとともに、沖縄から国鉄全国運動・沖縄の真喜志康彦さんが駆けつけました。国鉄、自治体、教育を始め闘う労働者が続々と発言し、職場闘争と結合した入管闘争の取り組みが報告されました。
続いて5月8日、全国集会を神奈川・鶴見公会堂で開催しました。「労働組合で団結しよう」と「難民を生きさせろ!」をメイン企画に多くの難民・難民申請者を始め520人が参加しました。クルドの子どもたちによる学校でのいじめ問題を題材にした劇とともに、「僕は難民として生まれてきたわけじゃない。人間として生まれて来たんだ」という難民申請者の発言が感動を呼びました。民主労総ソウル本部のチョンジェフン副本部長と移住労組のウダヤ・ライさんとチョンヨンソプさんも参加しました。
世界大恐慌下で発生した大震災と原発事故という最悪の事態。この3・11情勢を、絶望として見るのか、それとも新自由主義のどん詰まりの危機と矛盾が原発事故として爆発したことを見据え、怒りを束ねて闘うのか││つまりこの時代をどうとらえるのか、この時代認識が私たち一人ひとりに問われました。
4~5月入管集会は、「がんばろう!日本」「政治休戦」などとナショナリズムがあおられる中、あらゆる分断攻撃を許さず、団結を求めて闘いぬくことを高らかに宣言する場となりました。3・11情勢こそ、世界の労働者階級が反原発の怒りで結合し、全世界を労働者の手に取り戻すチャンスなのです。(本号より4~5月入管集会の報告を掲載します。6㌻参照)

6月19日、怒りのフクシマ大行動で動労千葉の田中康宏委員長が「今起きていることは、人間が人間として生きられる社会をつくるための戦争なんだ。絶対に負けられ戦争だ」と断じ、だから「この社会を変えるまで闘いをやめず、福島の怒りを孤立させず、全国で闘いの声をあげよう」と呼びかけました。
今、世界各地で労働者の革命的決起が広がっています。チリでは8月24日から48時間ゼネストに60万人が決起! 9月3日にはイスラエルで政府の新自由主義政策に抗議する100万人行進が闘われました。この中で「社会正義=入植地からの撤退!」のスローガンも掲げられています。9月6日にはイタリアで緊縮財政攻撃に対し数百万人が8時間ストに立ちました。
チュニジア蜂起、エジプト2月革命に始まった2011年、新自由主義との闘いが労働者階級の歴史的勝利に突き進んでいます。日本でもフクシマの怒りと結合した反原発闘争が9・11全国3万人の決起で高揚しました。その中軸で「すべての原発いますぐなくそう! 全国会議」(NAZEN)に結集する青年労働者・学生が闘っています。この闘いにこそ「怒りと光」があります。
「反原発と反失業! 怒りを力に!11・6日比谷へ」、9・28品川入管デモを闘い、怒れる外国人労働者とともに11・6全国労働者集会に集まりましょう! 日本発の世界1000万人大統一行動で世界を変えましょう!
(写真 8 月29 日、クルド人の緊急デモが闘われた!8月17 日以来、トルコ政府がイラク国境付近のクルディスタン地域に対して無差別的で大規模な攻撃を続けている。クルド人の独立運動組織PKK(クルド労働者党)の解体を狙った攻撃だ。空軍の戦闘機による空爆作戦や地上からは砲撃部隊を投入して砲撃するなど、これまでにトルコ軍は90 ~ 100 人を殺し、80 人を負傷させたと発表されている。この日のデモは、トルコ政府を非難、攻撃を直ちにやめるよう要求し、青山の国連大学前を通り、出発地点の神宮前公園に戻ってきた。130 人余のデモは怒りに満ちており、沿道の注目を浴びた。)

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3 ・11と外国人労働者問題

牛久入管収容所問題を考える会  田中喜美子

3月11日、東日本を襲った大地震と大津波、そして福島第一原発 の破局的事故はこの国の有り様を一変させています。帝国主義は、特に80年代以降「新自由主義」と銘打って、一方では労働法以前の労働実態を強制し、トコトン分断と格差を持ち込み、団結破壊を強制し、一方で帝国主義のもう一つの言葉「侵略戦争」を次々と仕掛かけています。 この新自由主義は「このままでは人間として生きていけない」時代を生み出だしました。世界中で体制変革を求める闘いが沸き起こっています。
新自由主義をとことん推おし進めてきた日本で3・11が起きました。福島第一原発の事故は、かつて1986年のチェルノブィリ原発の事故が89年のソ連邦解体の大きな引ひき金になったように、日本・世界の有り様を根本から変えざるを得ないものとなってきています。「核と人類は共存しない」ということが事実を持って日々証明されています。
新自由主義が作り出す労働者
3・11は、この国の最底辺の労働現場を支えていた外国人労働者問題=「外国人研修・技能実習制度」の実態=新自由主義とは何ものなのかを浮き彫りにしました。6月27日付けの朝日新聞、『大震災と経済』という特集記事で「実習生去さり/ 産業危機」というのが組まれ、見出しには
「条件壁/ 日本人来ず」とあります。この記事によると、
「・・・・ピーク時の2008年には20万人近くに達っし、約8割が中国人、同業者による組合 や商工業者が受入機関となる例が多い。実習生は日本人のやりたがらない仕事 をこなすため、存在感は増す一方だった。被災地でも岩手、宮城 両県は水産加工を含む食品製造、福島県は繊維・衣服、茨城県は農業分野で実習生の依存が高い・・・・」ある紳士服製造メーカーの責任者の談話、「安い賃金で休まず、若くて真面目で仕事も早やい。実習生がいることで新卒の若者は余り採用せず、従業員の高齢化も進んだ。会社の将来を考がえ、見直しを始めた矢先に震災が起きた・・・・」。農家「収穫間に合わず処分」と見出しの所では 「農業産出額全国2位の茨城県は、農業の外国人実習生が約6千人。・・・・JAかしまなだ
(鉾田市)では、代替えとしてシルバー人材や被災者の雇用も検討したが、勤務条件や住居確保の問題で難かしい面があったという」
私が暮らす、つくば・県西地区でも大規模な農家はほとんどが研修・実習生を使かっています。各農協を通じての受け入れです。90年代、オーバースティの外国人が当時1万円程度の日給でした。いま、研修生は1日6千円以下、しかも、国が認めた正規の労働者です。非正規のオーバースティを雇って摘発・高額な罰金、逮捕等ということはありません。
昨年、牛久入管から仮放免になった難民申請者達がボランティアと称しょうする人材派遣業者によって鉾田周辺の農家に派遣されていました。日給5千円、宿泊施設は虫に悩やまされる農家の納屋や、町に出るには自転車で2時間、仮放免の更新に駅まで乗せて行ってもらうにもガソリン代を差し引かれ、食費を差し引かれ、ビニールハウスで朝から晩まで野菜の選別。難民申請中の仮放免者には仕事も住むところもない人が多く、とりあえず飢え死にしないですむ、こんなところでも数ヶ月は我慢するしかなかったのです(現在は当方が知る限りでは皆脱出している)。これも農業産出額全国2位の実態です。
ベトナムから原発実習生が!
さらに7月3日のネット版・産経ニュースには怒りでぶち切れそうになる記事がありました。
ベトナムから原発技能実習生を受け入れ 国際人材育成機構が延べ6千人規模
国際人材機構(アイム・ジャパン)  は、ベトナム人の原子力技術者の養成事業に乗り出す。計6千人を受け入れて国内の原子力発電所で作業に携さわり、高水準の技能習得を目指ざす。 ・・・・今回のプログラムは国内電力会社と連携して実施する。実習生は原発の作業現場で運転 や修理などに携わり、実務を通じて必要な技能を習得する。
民主党政権が打うち出した「新成長戦略」の重要案件として原子力発電の海外輸出があり、真っ先きに手を挙げたベトナムは3・11後も輸入方針を変えていません。菅が取り交わした6項目の内容たるや、建設費用は全額を日本政府が融資、使用済み核燃料の全量引き取り等々、容認できるものではありません。
そして「人買企業=アイム・ジャパン」の実習生受け入れです。原発の作業現場で運転や修理などに携わり、実務 を通じて・・・・とは、今や、誰もがやりたがらない被曝労働の現場に彼らをたたき込むものです。
3・11が私達に突きつけているのは、世の中のほんの一にぎ握 りの部分が莫大な利益を得るために世界中の人々に「死屍累々」の現実を強制する「新自由主義」という体制をぶち破ること以外にないと確信します。
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牛久収容所でハンスト!

牛久収容所に収容されている外国人が7月以来、断続的にハンガーストライキを闘っています。
東日本大震災以来、ますます収容者に対する当局の対応が悪化するなかで、被収容者が生きるために闘っています。
牛久入管収容所問題を考える会による収容所当局に対する緊急申し入れを紹介します。
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緊急申し入れ

東日本入国管理センター所長 殿

東日本入国管理センターにおいて、長年、面会ボランティアとして、貴センターに収容されている外国人と関わりを持っております牛久入管収容所問題を考える会は、7 月22 日より7Aブロックで被収容者の方々がハンガーストライキを行っていると聞き及びました。当該被収容者の健康問題に多大な影響を与えかねない事態を招くことの無いよう、人権に配慮した誠実な対応を求めます。特に、被収容者が求めている「責任者との話し合い」に応じていただけるよう求めます。
貴センター所長宛に7 Aブロックの方々が歎願書を出しています。当会はこの文書を読ませていただきましたが、8 月中旬の猛暑の中で書かれたこの文書には、当該の方々が切実に処遇の改善を求めていることがうかがわれます。

本年3 月11 日に起きた東日本大震災以降の様々な事情はあるとは思われますが、処遇規則に基づく最大限の配慮は当然です。
特に官給食については、他ブロックの被収容者からも苦情を聞きます。5 月27 日には3 A、3Bブロックの被収容者からの意見書も貴センターあてに出されています。入管局のホームページに掲載されている「処遇」を見ると、被収容者から聞く現在の官給食とは大きな差があり過ぎます。改善を求めます。

仮放免許可の弾力的運用を求めます。長期収容者及び再収容者に於いては「どうあっても帰国出来ない理由がある」事情を考慮して頂き、早期の仮放免をお願いします。成田で上陸拒否に会い、貴センターに移送された難民申請者には特段の配慮・早期の仮放免の許可をお願いします。刑期満了後の移送者は日本人ならあり得ない2重の処罰を受けていると取れる状況にあります。
当会は従前より仮放免の保証金額を引き下げて頂きたいと申し入れていますが今般の経済状況の悪化に伴い、仮放免が許可されているにも拘わらず手続きが進まない被収容者が出ないようにお願いします。
医療の問題についても被収容者は多くの問題を抱え様々な不満を聞いております。
9Bブロックで、警備課職員による「外国人をいじめるのが楽しいんだよね!」などの差別暴言が発せられるような処遇環境の下で被収容者からの様々な苦情が聞かれます。今回のハンガーストに対し人道的配慮に基づいた対応を重ねて申し入れます。
2011年8月24日  牛久入管収容所問題を考える会
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労働組合で団結しよう

4・17~5・8入管集会報告①

4・17~5・8集会は、両集会でのべ7百人をこえる人々が結集し成功をかちとりました。在日・滞日外国人とともに実現したこの集会の内容を、今号と次号の2回に分けて紹介します。集会の発言は民族・国籍・国境を越えた国際連帯の地平をはっきりと示しています。

賃金未払いを支払え! 外国人とユニオンを強化しよう

合同一般労組全国連事務局長 小泉 義秀

合同一般労働組合全国連絡会議事務局長の小泉です。昨年8月5日に結成していま24労組500名を超える小さな合同一般労組ですが、当面1000名建設に向けて闘っていきたいと思います。
きょうの資料の中に入ってましたが、全国労組交流センター呼びかけで震災解雇全国労働相談センターの中にそれぞれの首都圏のユニオンの連絡先があります。ぜひ多くの皆さんがそこに結集して闘うことを呼びかけます。
きょうAさんと一緒に登壇したのは、Aさんが賃金未払いの闘いを開始ししたことを報告するためです。
難民申請者は仕事 をしてはいけないと入管からいわれています。しかし19年間、かすみを食って生きてきたわけではありません。彼は仕事をしてきました。しかし、きちんと賃金が払われないことがある。昨年10月から4件、100万を超える未払いの賃金があります。一番大きいのは1月品川の解体現場で67万7000円の未払い賃金、これを取り返すために今、東部ユニオンに加盟して闘いを開始しています。労働者として団結した闘いが求められていると思います。
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一緒に闘うのはトーゼンだ!

全国一般東京ゼネラルユニオン カーレット委員長

まず最初に大地震、津波、原発事故の被災者のみなさんにお見舞い申し上げたいと思います。3・11以後、外国人がほとんど帰国したとメディアが報道しているんですが、しかも逃げている外国人、渡来人?という言葉もできているぐらいですけど、実は逃げているのは1割ちょっと、ほぼ全員、日本人と一緒に頑張っています。
私たちは全国一般東京ゼネラルユニオン、トーゼン労組っていうあだなを使っているんですが、トーゼン労組のほとんどが前に別の労働組合に入っていたんです実は。私たちは9割が外国人で、前の労働組合にとっては外国人の活動しているということで自慢でした。自慢げに人に言ったりしていて、自分たちの看板に出すと同じぐらい。だけど私たち外国人からすると、自慢されてるけど、頼りにされていないとすごい実感、確認して、あたかも人寄せパンダみたいな感じでした。檻の中のパンダはかわいいけど、檻から出ると怖くなっちゃうんです。檻から脱獄したんですよ。
組合民主主義の問題などで去年の4月25日に独立して新しい労働組合を結成したんです。
外国人だけじゃなくて、労組の中に日本人も外国人も一緒に活動している多民族労組です。日本も実は単一民族ではなくて、もうすでに多民族社会だと認識しています。結成前から動労千葉の本当に暖たかいご支援を受けていることに感謝申し上げます。
多民族労組がどのような問題を抱えているかというと、外国人の場合、ほとんどが有期雇用です。1年契約とか3カ月契約とか、ずっと雇用が繰り返かえされています。毎年更新されるかされないか、非常に不安を抱きながら働いています。その上、在留資格問題も有期ですね。1年の場合、3年の場合とか在留資格がとれない人もいるし、不安の要素になっちゃう。だから私たちは安定した在留資格、安定した職場を目指ざしています。
最後に、私たちは特別なシュプレヒコールやるんですけど、『……トーゼンだ!』って言うんですね。
日本にいる外国人、多民族共生社会で生きるのはトーゼンだ! トーゼンだ!
私たちは民み んぞくさべつ族差別と闘うのはトーゼンだ! トーゼンだ!
私たちはもっと安定した雇用、安定した職場、安定した社会を目指すのはトーゼンだ! トーゼンだ!
組合つくって闘うのはトーゼンだ! トーゼンだ!
一緒に闘うのはトーゼンだ! トーゼンだ!

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解雇撤回・現職復帰闘争を非和解で貫く

関西合同労組かねひろ運輸分会 許用皓(ホヨンホ)

アンニョンハシムニカ。私は関西合同労組阪神支部かねひろ運輸分会のホヨンホといいます。かねひろ運輸資本に対する解雇撤回・原職復帰の闘いは11年に及びます。会社の不当解雇に対してまさに生きるための闘いでした。私の人間としての尊厳を無視した資本に対して怒りと憤りをもって、労働者を分断 し、団結を破壊することに怒りは増大してきました。民族・国籍・国境を越えたすべての大衆の連帯と団結の中にかねひろ資本との闘いがあると確信をもって言えると思います。
私は95年の阪神大震災の被災者です。1月17日の早朝に直下型の揺れ死しななかったなと思いました。阪神大震災でも6900人が死にました。私は入院生活を送り、仮設4年の生活を送りまして、それから復興住に行き着きました。この4年間というのは私の人生において大きな転換期であります。私は被災前には在日社会におきまして、日本の内政問題に関与をすることなく、共和国の公民として祖国の平和的統一を念願しながら活動してきました。これが震災によってもろくも崩れ、私はこの被災地仮設で住民組織を立ち上げた時に、私の認識、意識をすべて転換させてゼロからの出発ということがありました。この仮設住宅における私の住民組織の闘いは日本の内政に干渉することになります。日本の政府、自治体が私たちの要求する住宅要求を徹底的に排除し敵対してきました。ここで私はひるむことなく、逃げることもなく前に進むだけにしました。
私はこの状況の中で生活のためにかねひろ運輸会社に入社しました。これは期限の定めなき雇用でした。これが2000年に会社の都合で、解雇されました。私は腰痛のため、雇用の保障を求めて、組合通告と8回の団体交渉をやりました。私はとことん非和解で解雇撤回・原職復帰、ただそれのみでで闘ってきました。それは大きな会社資本を追い詰め、裁判になっております。弁護士3人を雇い、私は勝利したんですが、資本はうそとごまかしの準備書面を出しております。解雇するためにはどんな方法でもとる資本に対する怒りが非常に強いということです。私はひるまず、頑張っていきたいと思っております。
参加された労働者の皆さん、私は今度の大震災も阪神大震災もそうですが、労働者、農民、漁民みんな、政権の無策により殺されたんです。だからこれは絶対に天災ではないんです。人災なんです。これを闘うことが大事で、私の闘いも絶対に屈服することなく、断固非和解で闘っていきたいと思っております。

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国際連帯の中に労働者階級の勝利がある

動労千葉委員長 田中 康宏

今年の集会は本当に画期的集会になりました。私たち日本人労働者と在日・滞日外国人労働者が、本当に一つになって共同の闘いをやる集会になった。それが何よりも大きな成果だと思います。
大震災以降、全国で膨大な解雇が吹き荒れています。真っ先に犠牲になるのは在日・滞日外国人労働者です。僕らが国際的な連
帯の中にこそ労働者階級の勝利があることを確信するということは、この現実をぶちこわすために日本の労働者が日本の政府と闘わなければいけない。このことを抜ぬきに国際的な連帯は絶対にありえない。民族差別の打破はありえない。自からが闘いに立ち上がる中に世界の労働者が一つになれるという勝利の道があると思います。
大震災以降、一体この現実は何なのか、この現実にどう立ち向むかったらいいのかと考えました。原発事故を引
き起おここしたのは、政府、官僚であり、原発のメーカーであり、東電であり、御用学者、マスコミ、裁判所しょ、こいつらがつるんでやった。だけどもう一人いた。労働組合の腐くさった幹部たちです。こいつらすべてが一緒になって原発は安あんぜん全だと言ってきた、しかも原発の労働者がどれほど被曝 しようが、使い捨すててきた先頭にいたのは原発の労働組合じゃないか。この労働組合の現状を変
えない限り何にも変わらない。この現実に立ち向かうのは、この社会を打ち砕く労働者と、そして農民や市民や漁民や、国境を越えた労働者の団結した力以外にないと確信しています。
僕らはここで闘う労働組合をよみがえらせて、この社会のあり方、支配の構造を本当に変えていく闘いにたちあがろうではないか。怒りの声は満ちています。若者の原発に対する怒りの声の根底にあるのは、非正規きで自分の未来を打ち砕かれて、この原発でさらに未来を打ち砕くのかよっていう、こんなうそつきな社会に行動に立ち上がれないでどうするという怒りの声だと思います。郵政で首を切られた数千人の非正規の仲間たち、日航で、社保庁で首を切られた仲間たち、この1年間は本当に首切りの嵐でした。そして大震災がさらに大失業時代を労働者に強制しようとしています。本当に怒りの声を上げて、ここから新しい日本の労働組合の出発点だというものをつくりたい。この力は絶対に国境を越えて、民族差別も打破する。そういう取り組みを行いたいと思います。

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インフォメーション

◆福島原発事故への怒りは、さらに燃えさかっています。闘いの秋、福島と一体になって全ての原発なくそう!と闘いましょう!
◆9月28日、東京入管へのデモをやりましょう。在日・滞日外国人労働者と連帯して、難民を人間として扱え! と訴えて、デモをやります。
◆11月6日、今年も日比谷野外音楽堂で労働者集会をやります。全世界から、労働者が結集します。日本にいる外国人も一緒にスクラム組みましょう!
詳細は全国実事務局にご連絡下さい。時間などお知らせします。

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