東京出入国在留管理局へ申し入れ 8/14

2020年8月14日、東京出入国在留管理局へ申し入れを行いました。申し入れの内容は以下のとおりです。(申し入れ.PDF

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法務大臣 森 雅子 殿
出入国在留管理庁長官 佐々木 聖子 殿
東京出入国在留管理局長 福山 宏 殿

申入書

 現在、新型コロナ感染状況は第2波とも言える再拡大状況に至っています。その
中で東京入管の収容施設で被収容者がコロナウイルスに感染するという最も恐れて
いたことが現実となりました。すでに職員4人の感染も明らかになっており、監禁
状態にある被収容者にパニックとも言える不安が広がっています。多くの被収容者
が体調不良となり、適切な医療を受けられずにいます。このような被収容者の健康
状態も踏まえ、以下の要求について、速やかに実施されることを求めます。

1)コロナ感染が判明した男性の病状と処遇について、現在も収容施設内で隔離収
容されているのか、外部の病院で入院治療を受けているのか、病状と治癒の見込み
など、すべて明らかにしてください。

2)8月7日、突然面会を禁止し、被収容者を居房に監禁した処置に対し、被収容
者に対して事態をきちんと説明し、謝罪してください。

3)被収容者全員にPCR検査を実施してください。衛生管理を自分自身でできる
ように行動規制をやめ、衛生環境を改善してください。

4)コロナ感染が判明した被収容者について、入管施設内で隔離収容するのではな
く、病院で適切な医療を施してください。快癒後、ただちに仮放免してください。

5)被収容者全員を迅速に仮放免、解放してください。
  仮放免後、安心して暮らせる滞在先や居宅を用意してください。
 コロナ対策として仮放免の運用が行われましたが、今なお全国の入管収容施設に
約460人もの外国人が収容されたままです。東京入管からクラスターを発生させ
ないためにも、被収容者全員を速やかに仮放免し、解放してください。
 同時に、日本社会で安心して働き、生きることができる在留資格を与えてくださ
い。

2020年8月14日
 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会
 東京都港区新橋2-8-16石田ビル4F