第31回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会9/13へ

お知らせ

第31回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会

〈資料代500円〉 チラシ表裏.PDF

 (チラシが、9月13日(土) と なっていました。9月13日(日曜日)の間違いです。訂正しました。9/7裏面を追加しました。)

9月13日(日) 午後2時開始(開場1時)横浜市鶴見公会堂
JR京浜東北線・鶴見駅西口 フーガ1号館6階

〒230-0062 横浜市鶴見区豊岡町2-1 フーガ1号館6階
TEL(045)583-1353 FAX(045)583-1358

難民を認めず、刑事罰で追い出すのか!

「送還忌避罪」導入を狙う入管法改悪ゆるすな!

現代の徴用工=外国人技能実習制度、特定技能を廃止せよ!

□講演 入管収容所で何が起きているのか?

 牛久入管収容所問題を考える会 田中喜美子

□川崎で在日とともに

□人間らしく生きる権利を!

 難民・仮放免者、支援者からの訴え

□打ち破ろう分断! 取り戻そう団結!

 国鉄千葉動力車労働組合/合同・一般労働組合全国協議会

呼びかけ 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会

東京都港区新橋2-8-16石田ビル4F TEL090-1258-6201 zenkokujitu@yahoo.co.jp

ビラ裏面=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

強制送還を拒むことが「罪」なのか!

 コロナ対策で4月以降、続々と仮放免が行われましたが、今も全国の入管収容施設に500人もの外国人が収容されたままです。しかも、8月に東京入管の被収容者がコロナに感染するという恐れていた事態となりました。法務省・東京入管に要求します。

「収容されている外国人の命を守れ!」「感染者に適切な医療を保障せよ!」

「被収容者全員をただちに解放せよ!」「仮放免後の生活を保障せよ!」

 日本社会で安心して働き、生きることができる在留資格を与えてください。

 法務大臣の私的諮問機関である入管政策懇談会の「提言」に基づき、今秋の臨時国会で入管法改悪がねらわれています。以下の5点がこの「提言」の概要です。

 ①難民申請者の「送還停止効」例外規定の創設 →現在、難民申請中は強制送還できません。これに例外規定を設け、難民申請中もしくは裁判中でも強制送還を可能にしようというのです。絶対に許せません。

 ②「退去強制拒否罪」の創設 →出身国に帰ると迫害を受け、命の危険があるとして帰国を拒否ている人々、さらに日本に生活基盤があり、家族と共に日本で暮らすことを望んでいるなどさまざまな事情を抱えている人々に対し、「帰れない」事情を「罪」とするということです。これらの人々を入管は「送還忌避者」と呼んでいますが、その中には約300人の未成年者も含まれています。子どもの権利や「家族の結合」を踏みにじるものです。絶対に許せません!
 しかも、このような「帰るに帰れない人たち」を支援した弁護士やボランティアも「共犯」として処罰される危険も指摘されています。

 ③「仮放免逃亡罪」の創設 →なぜ逃げるのか。昨年、全国の収容施設で長期収容に抗議するハンガーストライキが行われました。茨城県牛久市にある東日本入国管理センター(牛久入管)ではハンストで衰弱した外国人にハンストをやめたら仮放免にすると約束しました。しかし、仮放免期間はたった2週間! しかも2週間後、東京入管に出頭すると仮放免更新が認められず、その場で再収容、ただちに牛久入管に送り返されました。何という残酷な措置でしょうか。「逃げるような状況をつくりだした」のは入管です。このようなハンスト―仮放免2週間―再収容―ハンストを3回も繰り返したイラン人が今も牛久入管に収容されたままです。

 ④収容代替措置の導入、⑤一層適切な在留特別許可の活用 →この④⑤は、具体的な内容も明らかではなく、「単なるリップサービスではないか」と危ぶむ声も上がっています。
 安倍政権による改憲・戦争への動きの一環として、外国人への差別・排外主義攻撃が強まっています。とりわけ東京五輪に向けた国内治安管理強化として仮放免が激減、期限の定めのない長期収容が大問題となってきました。昨年、大村収容所ではハンストによる餓死者まで出てしまいました。しかし、法務省・入管局は収容実態の改善どころか、さらなる厳罰化をねらっています。
 入管問題は外国人の問題ではなく、日本社会の問題です。今こそ、差別・排外主義による分断を許さず、労働者の団結した力で世界を変えましょう!

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アピール

9・13入管学習講演会へ

第31回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会

 実行委員会は、これまで全国交流集会を毎年春に開催してきましたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の中、残念ながら中止しました。
 コロナ情勢のもとで、3密を避けるとして仮放免が行われましたが、今もなお500人を超える外国人が全国の入管収容施設に収容されたままです。仮放免が不許可となり、不安を抱える被収容者に対し、暴力的な制圧・懲罰や医療放棄など、深刻な人権侵害が横行しています。他方、仮放免となって収容施設から出た人々も、働くこともできず、極度の貧困状態に置かれています。
 さらに、難民申請をしても認められず(日本の難民認定率は世界最低の0.04%!)、それでも迫害を受ける恐れのある出身国には戻れない、日本で家族と暮らしたいなど、切実な事情をもった外国人に対し、法務省・入管庁は何としても日本から追い出そうと、今秋の臨時国会で入管法を改悪しようと狙っています。認められないから難民申請を繰り返し、裁判に訴えるなど粘り強く生き抜いていることが刑事罰の対象だというのです。なんと「送還忌避罪」という刑事罰を新設しようというのです。
 昨年6月末時点の仮放免者は2982人ですが、この中には、未成年者が305人もいます。在留資格を持たない親から日本で生まれた子どもたちも含まれています。子どもの権利、家族の結合という視点から考えても、許されることではありません。そのうえ、なんと法務省は、有罪が確定後、本国で刑に服してもらうなどということまで検討を始めました。
 今、入管収容所で何が起きているのか。外国人が日本でどのような目にあっているのか。これは、日本社会の問題であり、この国の矛盾そのものです。
 あらためて入管収容所問題と向き合い、その実態を知り、そして共に行動するために、入管問題の学習講演会を開催します。
 ご参加を呼びかけます。

難民を認めず、刑事罰で追い出すのか! 「送還忌避罪」導入をねらう入管法改悪ゆるすな! 現代の徴用工=外国人技能実習制度、特定技能を廃止せよ! 第31回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会

9月13日(日)午後2時開会(午後1時開場)
横浜市鶴見公会堂(JR京浜東北線・鶴見駅西口 フーガ1号館6階)

□講演 入管収容所で何が起きているのか?

牛久入管収容所問題を考える会 田中喜美子

□川崎で在日とともに

□人間らしく生きる権利を!
難民・仮放免者、支援者からの訴え

□打ち破ろう分断! 取り戻そう団結!

国鉄千葉動力車労働組合
合同・一般労働組合全国協議会

呼びかけ 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会